[ロードバイクメンテナンス] チューブレスレディの意外な盲点、デメリットに気が付く。

ロードバイクメンテナンス

チューブレスレディホイールのスポークが折れたら意外と面倒なことに気が付いた。

GIANT TCR SLR2を購入した際に、使用するホイールがチューブレスレディ対応ホイール(GIANT PR-2)になりました。まぁ、完成車についていただけなんだけれど。

意図せずにチューブレスレディに乗り始めましたが、アルミフレームなのに乗り心地も良いし、実際にクリンチャーと交換すると嫌でも実感するほどに違う。何よりもパンクに伴うリスクも減少します。下のログの様にスローパンク(=シーラントが小さい穴を塞いでいた状態)しながら140km乗ったこともありました。

時間を気にしなくてはならない通勤に使うにも、無事に帰宅する事が使命のロングライドにも文句なしなんですよ。レースに出場しない我々普通のサイクリストにもチューブレスレディはメリットばかりです。

チューブレスレディのメリット(クリンチャーと比較して)

①乗心地が良い=疲労軽減。
②パンクにともなうリスクの軽減。

最大のメリット:パンクにともなうリスクの軽減の成果

ただ、実際に本気のパンクをすると修理には道具が必要になるわ、ビードあげるのに苦労するなど運用面で手間とコストがかかってしまう面もありますが、その辺りは慣れです、慣れ。
慣れても、先日のタイヤ交換時に、タイヤがきつくてはまらず、親指の皮が剥けたのは内緒。
現実問題として、ビード上げ用に専用タンクも、定期的に補充する分およびタイヤ交換時分のシーラントも購入してコストは増えましたが、年に数回パンクしてしまい、その都度修理、交換するチューブ代よりは安いうえ安心感はあると感じてます。

でも今回初めて気が付いたことが一点。
スポークが折れると、クリンチャーより面倒だった!!という事。

通勤時のこと、人気のない山道を走っているとガチャという音が。何か落としたのかなと、サイコン、ボトル、ライト、落ちそうなものを一通り目視で確認すれども何も落としていない。
「石を踏んだか」と思っていたら、今度はフレームに小石でも当たったような音がする。「よく小石を踏む日だな」と思っていたけれど、違和感を覚えて、今度は停車してバイクを確認。すると、リアホイールのスポークが一本、リム側から折れていた。
山の中なので、とりあえずガムテープでスポークがフレームに当たらないようにして出社。

気付いた事:ツール缶にガムテープを切って、常備しておいてホント良かった。(ちなみに車のトランクにはボディと同系色のテープの常備もおススメ。エアロパーツぶっ飛ばした時は使える、実体験。)

帰宅時にいつもの自転車屋さんに持ち込みました。

持ち込む前に職場で、ニップルがリムの中に落ちてしまったのを見て、穴が空いているのに、タイヤの空気漏れないんだなとの呑気に折れた眺めていたのですが、そこで感じてしまった違和感。
これって修理に専用のリムテープが必要なんじゃない?

そう、ここが盲点だった。

チューブレスレディはリムにスポーク穴があるものと、スポーク穴がないものがある。
自分が使用している「GIANT P-R2 WHEELSET(前後セット:税別30,000円)」はスポーク穴があり、その穴を専用のチューブレステープで密閉することで空気漏れを防ぐことになっている構造。(その辺りは自転車専門サイトをご参照を)

そう今回のスポークの修理には、専用のチューブレス用のリムテープが必要なうえ、これが意外と高かったのでした。しかも、店舗にちょうど在庫がなくて取り寄せになってしまった。
(代替えのホイールを借りて帰宅。本当にいつもお手数をおかけいたします)

よく分からない人必見! チューブレスレディの基礎知識/CYCLE SPORTS 公式サイト

つまりスポーク一本を交換するにも、
①専用リムテープ代(2,000円ちょっと)
②交換するスポーク代(数百円)
③補充するシーラント代(500円)
④それに付随する工賃=スポーク交換、およびスプロケ、タイヤ脱着(店舗により異なるが、それなりの価格はするハズ)。
が必要になってしまうという、クリンチャーにはないデメリット
に遭遇。
基本、通勤メインに自転車を使う身分でのこの出費は痛い。スポークが折れたなら、新しいホイールを買えば良いじゃないという貴族の身分ではないので、本当に痛い。しかもこのご時世だ、キツイわマジで。

チューブレスレディのデメリット(クリンチャーと比較して)

①タイヤ交換に専用工具が必要(1万円ほどの予算が必要)
②交換には慣れが必要
③シーラントの補充が必要
④専用リムテープが必要(スポーク交換時および定期的)←NEW!!

ただそうは言っても、チューブレスレディのメリットは山ほどある。自分でタイヤ交換ができる環境さえあれば運用に手間はかかっても、クリンチャーに戻る理由はないんだよな。もうチューブの交換なんてコストが悪くて財政圧迫するので、ちょっと無理。

ホイールの購入は、とても高価な買い物になるのだから、チューブラー、クリンチャー、チューブレス、チューブレスレディを選択する際は、目一杯悩んで選んだほうがいいのかもしれない。
それでも自分は、ビードを上げる手間がかかっても、スポーク交換で痛い出費があってもチューブレスレディを選ぶと思うけれど。


コンチネンタル GP5000のチューブレス(もちろんチューブレスレディで運用)は、本当にグリップ乗り心地ともに素晴らしい!GIANTのタイヤもコスパ、グリップともに不満はないのだけれどね。

高望みしてCADEXのホイールが欲しいのですが、予算的に無理。何か努力せねば…

 

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