アイキャッチ著作者:Dusty J
まず、昨日の出来事に対してひとこと。
ちょっと速い自転車に乗っていれば、当たり前に二段階右折しませんか?
いえ、自動車の免許持っていれば、当然のように二段階右折しませんか?
自転車の≪二段階右折≫について、安全な方法を考える
昨日は、所要で札幌を離れて馬産地日高へ。国道は雪がとけていて、札幌とは違って自転車に乗れそうな雰囲気。「自転車持って来たら良かったかな~、でも国道は交通量が多いので乗りたくないし、乗らないな~」と、そんな事を考えていると、目の前に速そうなロードバイク。装備もしっかりとしたロードバイク乗りの方が走っています。
現場は、緩やかな坂なので、最初は坂でフラフラしているのかなぁ?(←失礼)と思って、車を徐行させました。それに、自分もヘナチョコですが自転車を愛する男なので、自転車に負担をかけたくはありません!!それと同時に、自分の前のトラックも右にウインカーを出しました。右折です。自分もさらに減速し、停止です。左前方には自転車もいるので、車間距離は充分に取ります。前の車はハンドルを切り、右折の動作に入りました。自分は自転車にプレッシャーをかけたくないので、車間距離を保ったまま停止。
すると、どうでしょう、
その自転車はハンドサインも出さず、トラックの後ろにピッタリとついて右折です!!
自分は「????」「あれ?これで良いんだっけ?」
と何か違和感を抱きます。
正直、かなりビックリしました。日ごろ、札幌でロードバイクを見かけても、みんなハンドサインするし、自分もどんな自転車に乗っていてもハンドサイン、会釈はします。あまり見ない光景に違和感を抱いたんだなぁ・・・・・・と思っていたのですが、「あっ!!二段階右折していない!!」と気が付いたのでした。
さて、上の画像が現場の写真(Google Mapより)です。
車を走らせながら、考えていた時は分からなかったのですが、奥の方には横断歩道がありません。
自転車は二段階右折!!と日頃から思って、そして実行している自分ですが、この場合は二段階右折ではないですよね。
普通のT字路ならば、下記のような図で良いはずです。「T字路 自転車 右折」のようなキーワードで検索すると、色々なサイトが出てくるので、そちらを参考にしていただければ幸いです。
自転車の≪二段階右折≫で対応できない、T字路を安全に攻略する
しかし、このT字路は普通のT字路ではない(はず)。
奥に横断歩道がないのです!!
①まず、ポイントなのは、左側には歩道がないので、左の線は車道外側線になるということ。
車道外側線(以下、ペイントにより白の実線で引かれているものに限る。)のある路端側に歩道が無い場合に限り、この線から外側(路端寄り)の部分は、路側帯の道路標示とみなされる。そのため、車両の通行は原則として禁止される。原則として軽車両は道路左側部分にある路側帯を通行でき、歩行者は路側帯を通行しなければならない。
Wikipediaより
つまり、左側の線の外側を自転車は走らなくてはなりません。ここが歩道がある場合とは異なります。
②交差点手前の停止線で停止する。
(ハンドサインは出しましょう、何もなく止まるのは危険です)。
③停止したのち、車道外側線内で横断歩道が青になるのを待ちます。
④横断歩道が青になったら、自転車は押して、歩いて横断歩道を渡ります。
⑤今度は歩道の上で、画面の奥の横断歩道が青になるのを待ちます。
⑥横断歩道が青になったら、自転車は押して、歩いて横断歩道を渡ります。
⑦後方の車を確認、合図を送りながら、車道を走ります。
これで、完全に安全なのかは正直なところ分かりません。交通ルールを無視する車がいたりすると、きっと安全は確保されないでしょう(信号無視とか)。
しかし、交差点の奥に横断ほどがないので、普通の二段階右折方法では、ちょっと危険な感じがします。なので、手間はかかりますが、上記の方法を自分はいつもとっています。
これは、手間がかかって面倒なことです。
でも、今後自転車の運用に関する不便な法律が作られないように、歩行者、自転車、自動車が共存できるようにするためには、面倒くさいことでも、他の人たちに気を遣うこと、そして自身の安全に気を配ることが大事であり、その行為をひとつひとつ積み重ねていかなければならないと、つくづく感じた一日でした。
あと、ハンドサインや、会釈はした方が良いと思います。
車を運転している際も、会釈するだけで色々とスムーズに運転ができますよね。あれと同じだと思います。
明日以降、自分の自転車の乗り方を客観的に考えて、直せるところは直していきたいと思いました。安全や、周りに対する気配りはやり過ぎてダメだということはないはず。
「なるたる」「ぼくらの」の鬼頭模宏の「のりりん」
交通ルールを取り上げる7巻はおススメ。というか自転車好きには全巻おススメです。
こちらもおススメ。自転車が好きならば、一度ならず何度も読んでおいて損はありません。
自転車に乗る際に、意識が変わります。いい意味で。